(永)
永田屋を選んだきっかけは何ですか。
(S様)
お父さんが病気になるずっと前の話なんですけど、永田屋さんのイベントに行きました。その時にいろいろ魅力的なキャンペーンなどもあり、最初は本当に軽い気持ちだったんです。でもその後、しっかりお話を聞かせてもらうなかで、もしもの時には葬儀だけのこれっきりの関係ではなく、葬儀後もさまざまな面でサポートしていただけると知りました。それには夫婦ふたりとも共感し、とても安心させていただき、あんしん倶楽部に入会いたしました。今回、お父さんが亡くなると、すぐに病院からも葬儀社のパンフレットなどを渡され、まずは病院に用意してあることにびっくりしましたが、私は前もって永田屋さんに決めていたので、動転する中でも迷うことなくお願いすることができました。
(永)
S様は納棺までの時間を長くとり、ご自宅で故人様とゆっくり過ごされましたね。その時間はいかがでしたか。
(S様)
寂しがりやのお父さんだったので、一日でも長く家に居させてあげたいと思いました。ただ、自宅の玄関が狭いので何かと心配しましたが、そのことを担当の菱山さんに相談したら、どうにかして、お帰りになれるよう努力いたしますと言っていただいて、とても有り難かったです。朝はお父さんの好きだったテレビ番組をつけてあげて、出かける時にも行ってくるねと話しかけて…。みんなが一緒に居ればお父さんも寂しくないだろうし、私たち家族にとっても最期のいい時間を過ごさせていただきました。
(永)
予想より多くの方が参列されたお式でした。どれだけ人が参列されるかというのはその方の人望だと私は思います。人の縁をとても大切にされるS様だからこそ、多くの方が駆けつけたあたたかなお式になったと思うのですが。
(S様)
会社を定年退職してから20年以上経つのですが、有り難いことに会社の人たちも多く駆けつけてくださって。また自治会の方もほとんど全員がお別れに来てくれました。ただ、会社関係で私と面識のない方が来られた時には、ご挨拶もできないので困りました。ですので後から、繋がりのありそうな方にご連絡をさせていただいて、お礼を申し上げるのはもちろん、もしそのお知り合いの方に何かあった場合はご連絡いただきたい旨をお伝えして、私の電話番号をお知らせしました。何よりも不義理にならないようにという気持ちが大きかったですね。あと、200枚用意したお礼状が全てなくなったことには驚きました。多くの方に見送っていただいたお父さんは幸せ者です。
(永)
そんなご夫婦の人柄がいいお式を作ったんだなと思います。今回は故人様のエピソードをしたためたお礼状「あゆみ礼状」を選ばれましたが、評判はいかがでしたか。
(S様)
以前、「あゆみ礼状」をいただいた時に素敵だなとは思っていたのですが、自分で書くとなると大変だなという思いもありました。でも菱山さんがしっかりとヒアリングをしてくれて、サポートをしてくれたので、お父さんの好きだった畑仕事の話や、趣味の大工仕事の話を思い出しながら礼状のライターさんにもお伝えすることができました。それを丁寧な文章にしていただき、世界にひとつだけの素敵なお礼状に仕上げていただきました。また、菱山さんがお父さんのためだけにデザイン加工まで施してくれたことには感激しました。皆さんからもお父さんらしいお手紙だったとお褒めの言葉をいただいた上、家族のあふれる思いが詰まった「あゆみ礼状」は捨てられないよとも言われています。
(永)
永田屋は世界にたったひとつのお葬式を作りたいという理念があり、私自身もその考えは素敵だなと思っています。今回も私とS様だからこそ作れた唯一無二のお式だと自信を持たせていただきました。また、私がお手伝いをさせていただくお客様には必ず「あゆみ礼状」をお勧めしているのですが、そのヒアリングこそが残されたご遺族のお気持ちを見つめ直すとてもいい機会になると考えています。
(S様)
菱山さんがいなかったら何もできなかったです。今でも会うたびに泣いてしまうほど、本当に頼りになる存在です。お盆の時にも菱山さんからあたたかな手書きのお手紙をいただきました。お手紙の良さ、あたたかさを身を以て感じさせていただいております。今でも大切にとってありますよ。本当に菱山さんには泣かされてばかりです。
(永)
いい事ばかり言わなくてもいいんですよ(笑)。
(S様)
本当に、悪いところが、ないんですよ(笑)。変な話、ここ最近、親戚などでもお葬式が多かったので、他と比べてはいけないのですが「私たちのお式の方がよかったね」と心から思わせていただいています。菱山さんがずっと後ろに居てくださって、何かあったら僕が守りますからと言ってくださって、本当に心強かったです。お父さんも喜んでくれていると思います。本当にありがとうございました。